各社の教科書を読む
平成27年に文部科学省の検定に合格した中学校歴史・公民教科書を分析しました。(「史」110号〈平成27年5月号〉より転載)
歴史編
各社教科書項目別比較
歴史教科書15項目通信簿-まだまだ続く中韓隷属史観
1 異様な歴史教科書の出現(学び舎)
2 元寇についての教科書比較
3 ねじ曲げられた朝鮮統治
4 虚構の「南京事件」が消えた自由社教科書
5 「自由社」vs「育鵬社」歴然とした違い
6 固有名詞のルビ比較
7 秀吉の朝鮮出兵―「侵略」のダブルスタンダード
8 日露戦争‐中韓隷属史観に毒された世界史的意義
平成27年歴史教科書各社の特徴
東京書籍――華夷秩序理論と共産主義思想の吻合癒着
日本文教出版――最も日本共産党を称揚する教科書
教育出版――泥棒国家論と元号無視
清水書院――近代における徹底した対中韓隷属史観
帝国書院――最も改善された教科書、しかし自虐ぶりは他社より極端
学び舎――歴史の系統的な学習ができない反日・反天皇制資料集
⇒自由社と学び舎の教科書読み比べ(神奈川県支部編)←new
育鵬社――自虐史観の方向を目指し始めた
自由社――今後の教科書の改善方向を指し示す
公民編
各社教科書項目別比較
公民教科書15項目通信簿-家族と国家が消えていく
1 日本文化-体系的な日本文化論が無い
2 天皇論-評価できる自由社・育鵬社
3 国家の捉え方‐国家の本質を定式化した自由社
4 国連の正しい訳語と敵国条項-国際社会及び国連の捉え方
5 自由社vs育鵬社-国家論の構築を放棄した育鵬社
平成27年公民教科書各社の特徴
東京書籍――家族と国家の解体を狙う
清水書院――最も歴史偽造的・左翼的な教科書
日本文教出版――社会契約説と侵略戦争論
教育出版――全体主義的民主主義を目指す
帝国書院――内容が改善された、それでも政治権力・防衛力の脆弱化を狙う
育鵬社――国家論を退化させた教科書
自由社――家族と国家を守る教科書