千葉県支部|新しい歴史教科書をつくる会

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千葉県支部


支部長 川端 賢一
担当

愛甲浩一郎
TEL 070-6941-1941
FAX 043-489-2210

メッセージ

千葉県下54市町村立中学校408校の社会科歴史的分野教科書の使用内訳は東京書籍314校(71.7%)、教育出版60校(17.9%)、帝国書院32校(10.4%)となっています。現在、支部活動の一環としてこのうちの最大のシェアを占める東京書籍版『新編 新しい社会歴史』と我々が最も学習指導要領に適合していると採択を願っている自由社版『新しい歴史教科書』との読み比べを実施しています。

この中で分かったことは東京書籍版の内容が如何にひどいかということでした。例えば沖縄戦のくだりには「民間人を巻き込む激しい戦闘によって、沖縄県民の犠牲者は、当時の沖縄県の人口のおよそ四分の一に当たる12万人以上になりました。その中には、「日本軍によって集団自決に追い込まれた住民もいました」とあり、悪いのは我が軍で、無かったと証明された「軍による集団自決」の記述まであります。

これに対して私どもの『新しい歴史教科書』は「アメリカ軍は沖縄に攻撃を開始し、沖縄戦が始まった。この戦いで沖縄県民にも多数の犠牲がでた。日本軍は良く戦い、沖縄住民もよく協力した」と本文で記述し、欄外に大田実海軍少将の「沖縄県民かく戦えり。県民に対し後世格別のご高配あらんことを」と「県民の献身的な協力と惨劇を本土に電報で伝え自決した」と紹介している。どっちが良いか。東京書籍版は沖縄で軍民一体となり米軍と激しく戦ったという事、その県民の心を一顧だにしていないばかりか、全てが軍の犠牲であったかのような記述です。

果たして千葉県下中学校は、「我が国の歴史に対する愛情を含め、国民としての自覚を育てる」教科書が使われているのであろうか。教育関係者、首長、議員、保護者の方々は真剣に考えていきたい。