教科書教科書発行基金へのご協力のお願い|新しい歴史教科書をつくる会

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日本の歴史をとりもどす『新しい歴史教科書』制作に6000万円のご支援を!
―「つくる会教科書発行基金」へのご寄付のお願い―


会員、支援者の皆さまには日頃より当会の活動に対しひとかたならぬご支援を賜り、衷心より御礼申し上げます。「つくる会」は、去る6月4日に平成29年度定期総会を開催し、新しい活動の一環として次期(平成31年検定・32年採択)教科書制作活動を開始することを満場一致で決議しました。これは「つくる会」にとっては実に6度目の採択戦への挑戦となります。

ここで「つくる会」が歩んだ20年の歴史をふりかえってみます。それはまさに波瀾万丈の連続でありました。日本が自国の歴史をとりもどすことをうたった「つくる会」設立趣意書に基づく教科書づくりを推進する私どもの活動は、当初より、東京裁判史観や自虐史観を是とする教育界や左翼の反「つくる会」運動の大きな抵抗にあいました。

それに加え、あろうことか外務省などの一部政府筋からも出版阻止の謀略をしかけられました。さらに採択戦においては、朝日新聞のご注進で中国・韓国両政府までもが「つくる会」潰しの圧力を掛ける事態が生じました。そうした中で、第1回目の採択が残念な結果に終わったことは御承知の通りです。それから14年が経過した平成27年の第5回目の採択戦でも、相変わらずその抵抗の風は弱まりませんでした。採択結果は公立学校の採択ゼロという惨憺たるものでした。

こうした中で「つくる会」が存続してくることが出来たのは、ひとえに「つくる会」の存在意義を心から理解して下さっている会員の皆さまのおかげであります。

採択は不振でしたが成し遂げた成果もあります。最も注目しておきたいのは、『新しい歴史教科書』が他社の記述に影響を与えてきたことです。
かつて全ての教科書に記述されていた「従軍慰安婦」は、『新しい歴史教科書』の出現で中学校教科書からはほぼ消えました。縄文文化の独自性や稲作の伝来ルートに関する記述についても、大きな影響を与えています。「つくる会効果」と言われる現象です。

そして現行版の教科書では、日本の研究でその虚構が今や明らかな「南京事件」を記述から削除し、一方で実際にあった日本人虐殺事件である「通州事件」を記載しました。自虐史観の元凶である東京裁判については、同裁判を否定したマッカーサー談話をコラムで取り上げるなど、思い切った記述を実現しています。

本年2月に示された文科省の学習指導要領改訂案では、古代史に於ける中心人物である聖徳太子の呼称を厩戸王に変えることが示されました。これは古事記や日本書紀を否定する歴史学界の一部の主張を取り入れたもので、日本の教育を司る文科省にあるまじき暴挙であり、正に古代史教育の崩壊の瀬戸際ともいうべき事件でした。そうした中、この件でハッキリと文科省に対しNOを突きつけた団体は「つくる会」のみでした。会員の皆様や心ある人々とともに大々的な反対キャンペーンを繰り広げた結果、遂に文科省は原案を撤回するに至りました。古代史を救ったのは「つくる会」だったと言えますが、このことは、日本の教育界に対して大きな貢献をなしたと言えるのではないでしょうか。

 一方、「つくる会効果」を消し去ってしまうような危機的状況も生まれています。文科省審議会の委員も「検定基準に合わない」としている学び舎の教科書の出現です。同教科書は慰安婦問題を再び取り上げ、南京事件の虐殺についても具体的に記述しています。この中韓の要望に沿って作られたような教科書が、エリート校といわれる公私の進学校に合計5000部も採択されています。この悪しき流れに唯一対抗できるのが「つくる会」の『新しい歴史教科書』と『新しい公民教科書』なのです。

私ども「つくる会」と自由社は、社会の大勢におもねることなく、将来の日本を背負って立つ子供達が自信を持ってしっかりと歩める道を作るために教科書をつくり続けます。しかし教科書発行には莫大な費用がかかります。心苦しい限りですが、その費用を捻出するには多くの国民の皆様からのご寄付に頼らざるを得ません。

ご寄付の目標額は3年間で6000万円です。私どもはこの資金を元に歴史・公民の2冊の教科書を制作します。必ずや、趣意書に基づく会の理念を堅持しつつ、授業に役立ち、採択される教科書を完成させます。そして採択戦に臨んでは一致団結し邁進する覚悟です。

20年間波瀾万丈の困難を乗り越えてきた私どもの「つくる会」運動を、道半ばのここで終わらせるわけにはまいりません。皆さまには引き続き、熱いご支援を賜りたく、衷心よりお願い申し上げる次第であります。

一般社団法人新しい歴史教科書をつくる会    会長 高池 勝彦
株式会社自由社                  社長 植田 剛彦

次期教科書を発行するための「つくる会教科書発行基金」(通称:教科書基金)にご寄付をいただけます方は、下記口座にお振込みをよろしくお願い申し上げます。
●郵便振替口座
 口座番号 00120-0-420752
 口座名  つくる会教科書発行基金
●銀行口座
 口座番号 三菱東京UFJ銀行 江戸川橋支店 0027225
 口座名  株式会社自由社 教科書口座 代表取締役社長 植田剛彦

*10万円を超えるご寄付をいただいた方につきましては、その都度、会報誌『史』にお名前を掲載させていただきます(氏名掲載承諾をいただいた方のみ)。
*税務上の都合により、今回の基金募集から振込口座が「つくる会」から教科書発行の実務を請け負う「㈱自由社」へ変更となっておりますのでご注意ください。